まず最初に糖尿病とは
糖尿病は血液中の糖分量が多くなり、全身が“砂糖漬け”になっている状態です。この状態が長期に 渡り続くと血管や神経を傷つけ、腎臓や目、神経をはじめ全身に色々な障害(動脈硬化、脳血管障害、腎臓病、末梢神経障害等)を引き起こす原因となる病気です。本来、血液中のブドウ糖は生命活動のエネルギー源となります。すい臓から分泌されるインスリンの作用により肝臓でブドウ糖をグリコーゲンとして貯えることで、血液中の濃度を一定に保っています
インスリン(血液中の糖分を低くしてグリコーゲン に変える働きをする)が十分に分泌されなかったり、 効果的に働いてなかったりすると血液中の糖分の量 がどんどん増えていき、余った糖が腎臓で再吸収され ずに尿に直接出ていきます。これが糖尿病です。
糖尿病の有病率は、自動車の登録台数や食生活での エネルギー摂取量、摂取たんぱく、脂肪量増加にほぼ比例していることはデータでも明らかとなっています。食べ過ぎや運動不足によって引き起こされることが多いので、現代人の病気とも言われています。インスリンがもともと作られない糖尿病(インスリン依存型糖尿病)は過食や運動不足による肥満などが原因で起こる先程のインスリン非依存型糖尿病とは異なり、肥満とは関係なく発病します。でも、日本ではインスリン依存型糖尿病は欧米に比べて少ないタイプであることがわかっています。
食生活にしては野菜類の不足傾向、特に食物繊維の 摂取不足傾向は否めません。摂取カロリーは年前とそう大きくは変わっていません。むしろカロリー摂取は若干減少していると報告されたりもしています。グルメブームにあいまって糖質や脂質の摂取増加あるいは過多傾向にあります。特に自動販売機の普及やペットボトル、缶ジュース等の販売増加と利用者の増加に伴い糖分摂取過多が非常に増えています。1缶に角砂糖4個から多いもので 個程度も入っている飲み物もあります。飲料水は固形物でないのでこれらの糖分は摂取後一気に血 糖を高めます。インスリンの分泌が急激な血糖上昇に追いついていかないのが現状です。生活様式の大 きな変化改善がなされない内は、そういった諸々の要因が糖尿病、糖尿病予備軍の増加をもたらしてい ると言えるでしょう。
2型糖尿病と言われる糖尿病のタイプ( 型糖尿病:インスリン非依存型糖尿病)はインスリンが出ているがインスリンの働きが弱いあるいは効率的でない、インスリンの分泌が悪い方の場合であり、食事 療法や運動療法によってインスリンの感受性が高まりインスリンの抵抗性が改善されると言われています。
薬物治療に入る前に優先的にこの食事・運動療法で血糖コントロールがなされるべき治療と言えます。