検索

トップ

タイトル デジタル食品化 
コメント

加工食品が高度化する食品のデジタル化

 

 食品のデジタル化、聞きなれない言葉で大変申し訳ありません。本来、魚そのものや家畜(牛、豚、鶏等)や野菜、果物をプライマリー食品と分類されています。そう言った食品で野菜がカットされたカット野菜として販売されたり、肉がスライスされスライス肉として販売される、こう言った手が加わり(本来の加工とは異なるが)形が変わったものを表に示すような段階の分類食品として定義がなされます(高橋五郎氏の分類に従う)。

 更に加工度が高くなりレトルト食品や菓子類、カップラーメン等のような食材となれば、それは完全加工食品としてのデジタル食品と定義されます。

近年、このデジタル食品の利用が多くなりました。核家族化や共働きでの料理を作る時間が限られる、外食産業や中食産業の普及等 色々な要因が考えられます。同時に人間の味覚に子供の頃から植え付ける、少し言葉は極端ですが、まさにハンバーガーなどがアメリカから導入された子供の頃からの味覚の刷り込みなどが最たる例だと言えましょう。

 実際、アメリカでは到底利用しないようなクズ肉の更にクズ肉のミンチを利用して作られているのが◯◯◯バーガなるものです。

ハンバー提供業者によっては価格は少し割高になるがそれなりの肉片を利用しているところもあります。 そう言った具合に子供から大人になるまで美味しいという味覚を覚えてもらい一生涯食べて頂こうとしているのが近年の食品会社の施策であります。

その一つにデジタル食品が該当いたします。この粉末だしを利用すればいい味の料理ができる、この調味料を使えば万能の味が出せる等 食品会社の努力は並々ならぬものがあります。日本人の味覚に合ったものを提供しています。

 忙しい時にはそう言ったものは非常に手軽で便利がいいものだと言えます。また各種添加物がたとえ入っていても、それぞれ安全域の濃度か既に食品安全委員会で決められていて、その基準にそって利用されています。人間の個体差と人間と動物の種差の違いを考慮して10✖︎10=100倍の安全係数がかけられています。

一生涯、基準の100倍の量のものを摂っても健康に影響がない濃度以下に収まるように決められています。そう言う意味では動物実験データと言え安全性が考慮されています。

 ここで知っていただきたいのは表示義務の中に容器包装の表示可能面積がおおむね30平方cm以下であるもの表示であれば原産地等の多くを省略可能だという点です。たとえば大豆たんぱく抽出物の原産地がどこの大豆かは記載省略可能だということです。従って表示の中に、各種食材が記載されていますが中国産もあればメキシコ産もあれば東南アジア産もあり、このデジタル食品は多国籍で表に出ないことが大半であることです。

更には栄養成分の合算が不可能に近いということです。塩化ナトリウムが合計何グラムと言う数字の出しようがないことです。それぞれの成分の原産地がバラバラなわけですから、難しいところでしょう。知らず知らず特定の栄養成分の偏りが生じる場合もあるでしょう。

 出来れば加工度の少ないプライマリー食品やその次の段階での食材を利用して調理を行う方がいいに越したことはありませんが、この忙しい中、そういうわけにもいかないようです。できるだけ幅広く特定の食材に偏らず利用するのが一番いいかと思います。

 そういう意味においてもこの時期、まだ少し価格が高いようですが秋刀魚の塩焼きをして塩を少なめにカボスを多めにしぼられて大根おろし(大根も少し高いようですが)を添えて夕食の一品にするのは青魚のタンパク質やEPAなどの不飽和脂肪酸などの良質な栄養素が摂れててとてもお勧めです。秋の味覚をお楽しみください。