お薬講演その3
医療用のお薬でも非処方薬に該当する薬に関しては、必要あれば薬局でも購入することが可能です。ただし条件があります。 むやみやたらとこれが欲しいといって分けてもらえる薬ではありません。 病院に受診されていて、いつも飲んでいる薬だけど、急に旅行に出ることになった、急に用事ができた、薬がないので2~3日分だけ分けて下さいという時に、添付文書や説明の資料をお付けして、ご購入する方のご住所、ご連絡先、他にどんな薬を飲んでいますかなど聞き取り調査をして売ることが出来るようになりました。 きちっと医療機関で受診して下さいよと申し添えしないといけません。 比較的医療用の薬の中でも大衆薬として出る可能性のあるものに限られております。 少し余談になりました。 市販薬(大衆薬)をもう少し具体的に見て参りましょう。 市販薬(大衆薬)と医療用のお薬とどこが違うのか? 大衆薬は処方箋なしで、薬局薬店で買うことの出来る薬。ここに例をいくつか挙げています。 胃薬のサクロンや新ルルなど、育毛剤のリアップなど。いろんなお薬があります。 このような薬は病院にかかっていただくのではなく、胃がもたれる、痛む、熱が出る、鼻水がでる、くしゃみがでる、ちょっと育毛剤を使いたいという時に薬局薬店で購入するものです。 次は先ほど紹介しました医療機関で使用されたり、処方箋で保険薬局でもらうお薬、こういったお薬というものは、病院だけで使うお薬です。 ことに糖尿病のお薬というものは、一歩間違って利用されると、お薬の効果が出すぎて、低血糖を起こしたり重篤な場合、植物人間になったりする場合もあります。 薬剤師が薬を間違えて本来糖尿病の薬を出すべきでない方に糖尿病の薬を出し患者さんが誤って服用し、低血糖から植物人間になったという悲しい医療事件が過去にあったりしました。
用い方を誤ると、重篤な副作用が出ることある作用の強いのが医療用の薬であります。 薬局薬店で買えるお薬、総合感冒薬の例をみます。 新コルゲンコーワかぜ錠を例に取ります。どんなお薬でも結構ですが、お求めになりましたらそのパッケージの裏側を見ていただくと、例えば総合感冒薬であれば熱を下げる薬、咳を鎮める薬、痰の出しをよくする薬、眠気を少し抑えるお薬と、色々なものが配合されています。 総合と名のつく風邪薬、胃薬でもそうです。 ひとつの成分だけではなく複合的な成分が配合されています。 お求めになるお客様のニーズに合わせて諸症状を改善しようという考えで商品が考案されています。 薬局薬店で買えるお薬は基本的には各種成分が複合剤になっております。 とくに風邪薬、胃薬はそうなっています。作用が穏やかで、誰でも安心して使えて服用出来ます。成人なら1回何錠、7歳以上なら1回何錠ということできちんと1回に服用する錠数、飲み方などが裏の方に書いてあります。 もちろん注意事項も書いてあります。 もっと詳しいことは、商品の箱の中に添付文書、いわゆる能書(効能書)という形で非常に分かりやすく書いてあります。
ここで、皆様に特に注意していただきたいのは、前立腺の腫れがありオシッコの出が悪い、緑内障がある、喘息がある、病院で血栓を溶かす薬をもらって飲んでいる、こういった方は、薬を飲んでいるけど宜しいかどうかを窓口でご相談になってお求め頂きたいと思います。中の添付文書にも書いて ありますのでご購入の際は是非お読みになって下さい。 では医療用のお薬です。先の総合感冒薬にならってお話をします。呼吸器系での薬です。抗生物質、これは病院でしか出せない薬です。
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