検索

トップ

タイトル 皮膚病の薬(外用薬) 
コメント 虫刺されや湿疹かゆみに

〓 皮膚病の薬について 〓


 皮膚病の外用薬は主に①かゆみや炎症、痛みに使う薬②皮膚の感染症に使う薬③その他の薬に分けられます。

① かゆみや炎症、痛みに使う外用薬:副腎皮質ホルモン(ステロイド)含有の薬と副腎皮質ホルモンを含有していない薬(非ステロイド性消炎鎮痛剤)それに抗ヒスタミン剤にわけられます。
副腎皮質ホルモン(ステロイド)含有の薬は皮膚の炎症を抑える作用のとても強い薬です。
その中でも作用の強さに応じて「最も強い薬」「次に強い薬」「強い薬」「普通の薬」「弱い薬」にランクづけされています。

ここで医療用の商品名を強さの順にあげます。
「最も強い薬」 デルモベート、ダイアコート
「次に強い薬」 トプシム、マイザー、ネリゾナ、パンデル
「強い薬」  リンデロン、フルコート
「普通の薬」 リドメックス、キンダベート、アルメタ
「弱い薬」 オイラックスH、テラコートリル

(この中には、抗生物質やかゆみ止めが配合されているものがあります。)

作用の強いステロイド剤は上手に使用すればとても良い薬ですが、使い方しだいでは副作用がでやすい薬にもなります。
良く効くからといって多量に連用すると、とりかえしのつかない副作用(毛細血管が収縮し皮膚がうすくなり血管が浮き出てくるなどの)も生じてきます。
女性の方で、化粧の下地に使用すると化粧ののりがよくなるということで使用した経験のある方もいるでしょう。
特に顔は副作用が出やすいところですので気をつけてください。
高齢者では皮膚が薄いため「次に強い薬」以上の薬は避けた方が宜しいでしょう。
乳幼児ではできるだけやわらかな作用の薬を使用します。
非ステロイド性消炎鎮痛剤としての医療用の薬には、ベシカム、コンベック、ジルダザックなどの外用剤があります。
ステロイドに比較し作用はやわらかく連用されても特に皮膚の弱い方以外は、ほとんど副作用の生じない薬です。
日常的にはこういった薬を使用し、症状のひどい時にステロイド剤を使用する場合や激しい症状をとりあえず抑えて、ある程度症状が抑えられればこの主の薬を使うといった使い方をする場合があります。
又鎮痛効果もありますので帯状疱疹や皮膚の痛み、にきびなどで使用されたりもしている薬です。
抗ヒスタミン剤としての医療用の薬には、レスタミン、オイラックスなどがあります。
抗炎症作用は少なく痒みを和らげる薬です。
売薬では、医療用の同一成分を利用したスイッチOTCと言われる商品があります。
例えば、ステロイド剤では、リビメックス、セロナなど医療用のリドメックスコーワやロコイドと同一成分の薬です。
ただし、安全面から成分量は医療用の半分にしたものです。
どなたが利用しても安心して使えるように考えられています。
又ステロイドを中心として痒み止めの成分や、かきむしった時にも感染しないように殺菌消毒効果のある成分も含まれた薬も多くあります。
例えば、ムヒSは良く知られた外用剤です。
従来のムヒには抗ヒスタミンと先程の痒みを止める成分と炎症作用のグリチルレチンと殺菌消毒用のメチルフェ-ルが含まれています。
新しいタイプの液体ムヒSには、さらに効果を高くする為にステロイドの成分の酢酸デキサメタゾンと血行を改善するトウキエキスなどが含まれています。
又、ムヒアルファSには液体ムヒSより更に痒みを抑える成分のクロタミトン(医療用のオイラックス)が含まれています。
売薬も症状に併せて選ぶことができるように最近では種類が増えています。

 

= 皮膚病の薬について =
ー感染症に用いる薬ー
 すり傷、きり傷、熱症等ごくごく軽い症状の時は放っておいても自然に治ってしまいますが、細菌感染を引き起こして化膿してしまうと、面倒な事になってしまいます。
 怪我をしたら、先ず水道の流水で傷口を良く洗い(水道水には残留塩素があり消毒効果が期待出来ます。)、消毒薬で消毒して、更に傷薬や化膿止め(感染症を抑える)外用剤を患部に塗り、ガーゼ等で保護してあげれば宜しいでしょう。熱症の時は冷水で冷やし、組織破戒を少なくしてあげる事が大切です。後は消毒と二次感染を予防する為に化膿止めの軟膏を塗ってあげる必要があります。傷の場合も熱症の場合も、患部に雑菌が入らない様に風呂に入って直接患部を浴槽の中に浸けない様にされて下さい。風呂の水に浸けない様にビニールで密封して湯船に入った経験の方もあるかと思います。水仕事等も勿論の事です。
 さて、症状が軽い場合はこうして家庭薬で対処できますが、症状の程度によっては医療機関で対処されることをお薦めします。傷口が深かったり、広がったりすれば糸で縫って頂かないと傷口も塞がらないし、傷痕もいびつな瘢痕となってしまいます。又感染予防の為に内服薬も必要とされる場合があります。
 感染症に用いられる外用薬についてです。二次感染を防ぐ目的で利用される薬の分類です。
①アミノグリコシド系・・・ゲンタシン、ソフラチュール
②マクロライド系・・・・・エリスロシン
③テトラサイクリン系・・・テラマイシン、アクロマイシン
④合成抗菌剤・・・・・・・アクチム
⑤抗真菌剤・・・・・・・・マイクスポール
⑥その他・・・・・・・・・クロロマイセチン
 

 とびひ、おでき、外傷、熱症の二次感染予防に用いられます。
但し⑤の抗真菌剤は、水虫、たむし等の薬です。これらの薬は単独で用いられたり、炎症を抑える為に若干のステロイド剤の配合された物もあります。市販薬(売薬)として、テラマイ軟膏、テラコートリル軟膏(含ステロイド)、クロマイN軟膏、クロマイP軟膏(含ステロイド)等があります。
 医療機関では外用剤だけでなく感染を防ぐ目的で内服の抗生物質や抗菌剤が投与されたりします。怪我等で受診され、お薬を服用する場合、6時間毎にこのカプセルを服用して下さい。或いは毎食後と寝る前に服用して下さいと指示されると事があったと思います。こう言った感染症状を抑える薬は特に血液の中での濃度が維持されないと有効性が発揮出来ません。従ってそう言った指示となる訳です。薬も改良され持続性のある商品が出来てきました。生活スタイルに合わせた、1日1回服用や1日2回服用の薬等、目的は血液の中での一定の濃度の維持な訳ですが、時代の流れの様です。ここ1~2年前に登場した医療用の薬のスパラやメガロシン等がそう言った持続性の感染予防の薬です。
 感染症の薬ではありませんが、循環器の薬であるペルジピンLA、ヘルベッサーR等の英文字のLAやRは持続性がありますと言う意味なのです。

 

= 薬局で買える虫刺され用の薬について =
ー外用薬ー
 薬局・薬店で購入する事が出来る虫刺され用の薬について御紹介します。
テレビコマーシャルで御存知のムヒSやムヒアルファS、ウナクール等は虫に刺された後に痒みや腫れを抑える薬です。
 市販の虫刺され用の薬には、先程のムヒS、ウナクール以外にも色々な種類のものが出回っています。
 殆どの薬には、痒みを抑える目的で「抗ヒスタミン薬」と言われるものが含まれています。「抗ヒスタミン薬」に相当する薬がマレイン酸クロルフェニラミンや塩酸ジェフェンヒドラモン、クロタミトン、グリチルリチン酸と言われる成分です。
 比較的作用が強い虫刺され用の薬には「ステロイド薬」が配合されています。「ステロイド薬」は痛みや腫れ、炎症を抑えるのに良く効く薬です。市販の虫刺され用の外用薬には、酢酸デキサメタゾン、酢酸ヒドロコルチゾン等が一般に配合されています。
 商品によっては、痒みを抑える成分の効果を増す為に局所まひ薬(ジブカイン、リドカイン)の入ったものや、スート清涼感がある様にメントールやカンフルの入ったもの、掻きむしっても化膿しない様に殺菌消毒薬のイソプロメチルフェノールの入ったものまで各種多数あります。液体タイプのものからクリームタイプ、ゲル状のもので各自の好みや使用方法でお使い下い。